大判例

20世紀の現憲法下の裁判例を掲載しています。

最高裁判所第一小法廷 昭和28(あ)2268 決定

主 文

本件上告を棄却する。

理 由

被告人の上告趣意は判例違反、憲法違反をいうけれど、本件では最初の第一審判

決も差戻後の第一審判決も共に控訴審で破棄されているので所論の未決勾留日数は

刑訴四九五条により法律上当然に本刑に通算されるのであるから、原判決が該未決

勾留の通算をしなかつたことを前提とする所論は、既にその前提において採るを得

ない。その余の論旨は事実誤認、量刑不当の主張を出でないものであつて、いずれ

も刑訴四〇五条の上告理由に当らない。また記録を調べても同四一一条を適用すべ

きものとは認められない。

よつて同四一四条、三八六条一項三号により裁判官全員一致の意見で主文のとお

り決定する。

昭和二九年四月一日

最高裁判所第一小法廷

裁判長裁判官 岩 松 三 郎

裁判官 真 野 毅

裁判官 斎 藤 悠 輔

- 1 -

自由と民主主義を守るため、ウクライナ軍に支援を!