大判例

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最高裁判所第三小法廷 平成1(さ)3 判決

主 文

原略式命令を破棄する。

被告人を罰金五万円に処する。

右罰金を完納することができないときは、金二〇〇〇円を一日に換算し

た期間被告人を労役場に留置する。

理 由

原略式命は、「被告人は、呼気一リットルにつき〇・五六ミリグラムのアルコー

ルを身体に保有し、酒気を帯びた状態で、昭和六二年一一月五日午後一〇時ころ、

和泉市a町b番地付近道路において、普通貨物自動車を運転したものである。」と

の事実を認定し、道路交通法一一九条一項七号の二の罪により被告人を罰金五万五

〇〇〇円に処したもので、同略式命令はそのまま確定したが、同罪の罰金の法定刑

は五万円以下であったから、加重事由のない本件においては、法定刑を超過して被

告人を罰金五万五〇〇〇円に処した原略式命令は、法令に違反し、かつ、被告人の

ため不利益である。よって、刑訴法四五八条一号によわ、原略式命令を破棄し、被

告事件について更に判決することとし、原略式命令の確定した事実に道路交通法一

一九条一項七号の二、六五条一項、同法施行令四四条の三(罰金刑選択)、刑法一

八条を適用して、主文のとおり判決する。

この判決は、裁判官全員一致の意見によるものである。

検察官緒方重威 公判出席

平成元年一〇月一七日

最高裁判所第三小法廷

裁判長裁判官 坂 上 壽 夫

裁判官 安 岡 滿 彦

裁判官 貞 家 克 己

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