最高裁判所第二小法廷 平成10年(オ)226号 判決 1998年3月27日
主文
本件上告を棄却する。
上告費用は上告人の負担とする。
理由
上告代理人坂本兆史の上告理由について
所論の点に関する原審の認定判断は、原判決挙示の証拠関係に照らし、正当として是認することができ、その過程に所論の違法はない。論旨は、原審の専権に属する証拠の取捨判断、事実の認定を非難するか、又は原審の認定しない事実を交え、独自の見解に基づいて原判決を論難するものにすぎず、採用することができない。
よって、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。
最高裁判所第二小法廷
裁判長裁判官 大西勝也 裁判官 根岸重治 裁判官 河合伸一 裁判官 福田 博