最高裁判所第二小法廷 平成13年(行ツ)185号 判決 2002年2月22日
上告人兼申立人
甲
同訴訟代理人弁護士
胡田敢
我妻正規
風呂橋誠
被上告人兼相手方
広島東税務署長
通堂泰幸
同指定代理人
富田哉
上記当事者間の広島高等裁判所平成12年(行コ)第6号所得税更正処分等取消請求事件について、同裁判所が平成13年3月27日に言い渡した判決に対し、上告人兼申立人から上告及び上告受理の申立てがあった。よって、当裁判所は、次のとおり決定する。
主文
本件上告を棄却する。
本件を上告審として受理しない。
上告費用及び申立費用は上告人兼申立人の負担とする。
理由
1 上告について
民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは、民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲をいうが、その実質は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに上記各項に規定する事由に該当しない。
2 上告受理申立てについて
本件申立ての理由によれば、本件は、民訴法318条1項の事件に当たらない。よって、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。
(裁判長裁判官 北川弘治 裁判官 河合伸一 裁判官 福田博 裁判官 梶谷玄)