最高裁判所第二小法廷 平成14年(行ツ)247号 決定 2003年1月17日
上告人
甲
同訴訟代理人弁護士
黒川厚雄
被上告人
千葉東税務署長 入佐克則
同指定代理人
大久保武見
上記当事者間の東京高等裁判所平成14年(行コ)第82号相続税課税取消等請求事件について、同裁判所が平成14年8月22日に言い渡した判決に対し、上告人から上告があった。よって、当裁判所は、次のとおり決定する。
主文
本件上告を棄却する。
上告費用は上告人の負担とする。
理由
民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは、民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲及び理由の不備をいうが、その実質は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに上記各項に規定する事由に該当しない。
よって、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。
(裁判長裁判官 北川弘治 裁判官 福田博 裁判官 亀山継夫 裁判官 梶谷玄 裁判官 滝井繁男)