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最高裁判所第二小法廷 平成4年(行ツ)20号 判決 1992年3月27日

上告人

時田金吉

被上告人

足利労働基準監督署長厚木榮吉

右当事者間の東京高等裁判所平成三年(行コ)第六七号休業補償給付の支給に関する処分等取消請求事件について、同裁判所が平成三年一〇月八日言い渡した判決に対し、上告人から全部破棄を求める旨の上告の申立てがあった。よって、当裁判所は次のとおり判決する。

主文

本件上告を棄却する。

上告費用は上告人の負担とする。

理由

上告人の上告理由について

所論の点に関する原審の認定判断は、原判決挙示の証拠関係に照らし、正当として是認することができ、その過程に所論の違法はない。論旨は、原審の専権に属する証拠の取捨判断、事実の認定を非難するものにすぎず、採用することができない。

よって、行政事件訴訟法七条、民訴法四〇一条、九五条、八九条に従い、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。

(裁判長裁判官 藤島昭 裁判官 中島敏次郎 裁判官 木崎良平 裁判官 大西勝也)

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